上黒岩遺跡で、ふるさとへの愛と考古学の神秘に触れました。
あども。
一生懸命、アリュームの蜜を集めるミツバチに出逢いました。
てことは…コレ…
かぶりついたら…甘くて美味しいのかな。
若干、小躍りしたマリリンです(ハウスッ
さてさて先日、愛媛県久万高原町の四国カルストに遊びに行った帰りに
ずっと気になってた上黒岩遺跡にふら〜っと寄ってみました。
松山ICより車で約50分の美しい里山にある、同遺跡。
到着した時、もう16時を回ってしまっていたのですが…まだ空いてた!(やった
ちょこっとだけ拝見して帰ろうと思ったのですが
すぐそばにお住まいだというベテランガイドさんが、ご案内してくださることに。
縄文時代早期及び草創期の異物が層位的に発見されていて
現在も継続的に調査・研究が進めらている上黒岩遺跡。
館内は貴重な出土品ばかりでしたが
中でもひときわ目を引いたのがこの「石偶」
石にこのようなデザインのビーナスが刻まれているのは上黒岩だけ。
全部で13個出土しましたが
世界的な博物館などに研究や展示のために移されていて
この上黒岩遺跡考古館には、数点しか残っていないそう。
これは発掘当時の様子。
コチラを向いてる女性が、ガイドをしてくださった女性の若かりし頃。
素晴らしい資料の数々への知識の深さはさることながら
そのひとつひとつへの想いがつまったガイドトーク…。
立ち寄った時間が遅かったため、午後5時を回ることになってしまいましたが
時間を気にするご様子もなく、丁寧にご説明してくださいました。
入館料100円は安すぎるかも。
「ぜひ、外の遺跡も見ていってね」
もう閉館時間をとっくに過ぎてしまっているのでは…
「人の暮らしは山から始まってるんですよ」
人里離れた山奥にポツンと建つ一軒家を見て
「あんな所の暮らし大変だろうなぁ…」と感じていましたが
山はわたしたち人類の暮らしのはじまりの地であり、とても豊かな場所なんですね。
近代文明の発達やデジタル技術の普及に伴い
私たちは「本当の豊かさとは何か」を忘れかけてはいないだろうか…。
ガイドさんのあったかいご案内は、何かとても大切なことを教えてくれました。
「どうぞ、たくさんの人に、ここのこと…お話して伝えてくださいね」
その言葉には、ふるさと上黒岩への深い愛と誇りが詰まっていました。
帰りがけに、ビーナス像が彫られているのと同じ青石と